2011年10月22日土曜日

【ネタ】ユーロの取り扱い説明書

EUR FX trading guide.......

1. Put your hand on a EBS key pad
2. Open your Reuters news
3. When you see red color headlines contains; Germany, IMF
4. Press Sell button
5. DO NOT READ THE CONTENTS
6. When you see a red color headlines contains; ECB, France
7. Press Buy button
8. NEVER READ THE CONTENTS
9. Make sure your end of day risk is flat

Twitterでまわってきた小ネタ。
@dandykawase さんという方のtweetでした。


爆笑www

2011年10月10日月曜日

債券ブローカーと呼ばれる人たち

鷹鳩さんが為替のブローカーに関する記事を書いていたので、債券市場のブローカーのことでも書いてみようかと。どうでもいいけど、ブローカーって何やら怪しげな響きですな。

ブローカーってのはいわゆる仲介業者のことでして、そもそもは証券会社なんかが「ブローカー」です。投資家と市場との間に入って仲介しとるわけですから。運用業界の人達、特に株のFMさんやトレーダーさんなんかと話してると、この意味で「ブローカー」という言葉が使われるように思います。

債券市場におけるブローカーってのは、ブローカーのブローカーです。わかりにくい言い方をしました。銀行や証券会社(ひっくるめて業者=そもそも的な意味でのブローカー)の売り買いを仲介して成立させる人たち、これが債券市場の「ブローカー」です。
債券市場には取引所がないですから、こういった人たちの存在が不可欠なのですよ。業者同士で売り買いすることももちろんあるんですが、いちいちお友達の業者さんに電話して「これいくらで売る?買う?」なんてやってちゃ日が暮れますのでね。

JGBであれば、最大手の日本相互証券と、先に統合を発表したセントラル短資証券とICAP東短証券てのがあります。日本相互証券が通称BBと呼ばれるのは「ブローカーズブローカー」の頭文字をとったもんです。たぶん。
この3社がそれぞれに取引システム(要するに「板」)を提供していて、債券ディーラーはこの板に出ている気配を見ながら売買を行います。先物も含めれば取引用だけで4台もモニター見てなきゃいけないんですね。あぁ大変w

債券ディーラーの席にはこれらの板以外にも、マイクやスピーカーが置いてあって、ブローカーさんが板に出てる気配や板に出てない(オフの)気配や、どの銘柄がいくら出合ったか、なんかをずーーーーーっと実況中継してくれる声が流れてきます。ボイスってやつです。
マイクを使って、いちいち電話鳴らさずに双方向の会話をすることも可能。自分が売り注文を板に出してるときなんかに、「今オフで買いにきてます!」って言われたりとか。このへんは為替のブローカーと似てるかな。

債券市場がいかに人力で動いてるか、わかっていただけたでしょうか?w 最近じゃ先物の動きにあわせて現物のオーダー出すアルゴなんかもあるとは聞きますが…。

同じ銘柄でもこっちのブローカーではこの値段だけどこっちのブローカーではこんな値段付いてるよ、なんてことも時々起こるんですが、まぁそこで裁定とりにいくのってほぼ不可能。そんなミスプライス付いてるのって、大概はその一発しか取引が成立しないような流動性ない銘柄ですからねー。

ブローカー(特にBB)の板とボイス、場合によっちゃメールなんかも使って、非常にグレーな状態で取引するのが債券ディーラーというお仕事。店頭で飛んできた注文は時として、買い板ぶったたくような値段で売ったり、売り板とるような値段で買ったりしなきゃいけない場合もあります。えぇ、社畜ですから…。